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日本南極探検のmingoのレビュー・感想・評価

日本南極探検(1912年製作の映画)
3.7
「発掘された映画たち2022」①
最長版。
日本最古の長編記録映画。一度目の南極探検の失敗を隠蔽する編集(前日までに捕まえたペンギンを放して原生に見せ掛けるヤラセ)がなされ、史実と異なる字幕も複数存在するらしいが南極探検が国から認められなくクラウドファンディングという形式をとったのも興味深く、大隈重信が所狭しと登場のマンセー映画だった。南極探検のシーンがほぼカットされているダイジェスト版と比べて最長版では探検隊がペンギンと終始じゃれあいまくってて笑う、いびきじじいはまじ帰れ。群れだと気にならないペンギンの歩き方だが画面右奥から1匹のペンギンがとことこ左奥へ歩くときの哀愁がやばい、悶え死ぬ。白瀬南極探検隊記念館いきたい。

解説メモ
村上俊蔵(正俊さんの高祖父)。正俊さんの家に現版があった。1910-12年に行われた南極探検。石井研堂が書いた「明治事物起源」には影の功労者には雑誌「成功」を編集発行の村上俊蔵の存在があった。30年にはもう亡くなって6年経ち1912年からあるのではなく30年から手紙とともにある。南極を自国の領土として認めてほしいとの想い。
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