たけちゃん

スーサイド・スクワッド エクステンデッド・エディションのたけちゃんのレビュー・感想・評価

4.2
"悪"には"悪"で対抗するわ……


デヴィッド・エアー監督 2016年製作
主演ウィル・スミス、マーゴット・ロビー


いよいよ、明日がジェームズ・ガン監督版「ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結」(邦題笑)の公開日ですね。ほんと、待ってました!お盆休暇に入っているので、僕も公開日朝イチで行ってきます🎶
試写会レビューも上がる中、なるべく情報を入れずに今日まで来ましたが、その前に……ということでデヴィッド・エアー版を復習して取り上げたいと思います!

デヴィッド・エアー監督の劇場公開版は3年前にレビューしたのですが、そのレビューの中で、このエクステッド版のレビューを"近日レビューあげるよ"予告がありました。なんと実現までに3年半(笑)。仕事が遅いにも程がある( ¯−¯ )フッ

その時は音ネタ中心だったので、キャストについては後日語ろうと思ったようです。面倒なのを後回しにしたのが透けて見えますね(*^-^*)ゞテヘヘ

(*`ω´*)ฅフンッ
初志貫徹!
言った以上はやり遂げよう!←イラヌセキニンカン
なので、今回、音ネタはありません🙇‍♂️


まずはこの方から
【アマンダ・ウォラー】
昨日「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~」で紹介しましたが、今作のアマンダ・ウォラー役はヴィオラ・デイヴィスが担うんですが、明日公開のジェームズ・ガン版でも同じ役で登場!これは嬉しいなぁ。

スーサイド・スクワッドの責任者として登場するアマンダ・ウォラーは、別名「ザ・ウォール」と呼ばれる"壁"のように立ちはだかる恐怖の存在なんですよ。ある意味、スーサイド・スクワッドメンバーよりも"極悪"。
原作を知らないので、僕が最初に見たのは、おそらくDCドラマの「ARROW」でだと思うんですが、その時のアマンダ・ウォラーは細くて美人でした。ヴィオラが美人じゃないとかの話ではないのですが、"壁"のような冷たさや怖さ、凶悪さは無かったです。ヴィオラもにじみ出る良い人さがあるんですよね~。これは惜しい☹️。ハーレイ・クインと初めて会った時"あなたは悪魔😈?"のようなセリフがありますが、もっと悪魔感が欲しいです。今回はそこに期待!


【ハーレイ・クイン】
アーカム・アサイラムの元精神病医で、ジョーカーの彼女。この「スーサイド・スクワッド」最大の功績はハーレイ・クインを世に知らしめたことですよね。もちろん、それはマーゴット・ロビーの魅力によるもの。ジェームズ・ガン版でもマーゴット・ロビーが演じるとなれば嬉しさ万倍(ˆωˆ )フフフ…
特に、個人的な趣向では、まだハーレイ・クインとなる前の女医ハーリーン・クインゼルが好き🥰
たまらないですよね……🤤ヨダレ

マーゴット・ロビーはこのハーレイ・クイン役をほとんど吹替えなしで演じていて、恐れ入ります。メイキングでトレーニング映像も観ましたが、凄いですね。特に、初登場シーンの布ブランコ場面が最高です!
あと、車で水中に沈み、バットマンに助けられるシーン。本当に沈んでいたらしい……。水中で5分は息を止められるように訓練したとか。マーゴット、凄すぎ!


【デッドショット】
本名フロイド・ノートン
フリーの殺し屋で百発百中のスナイパー。
映画ではウィル・スミスが演じたため、とっても良い人になっちゃっていました😅
この「スーサイド・スクワッド」がイマイチ評判が悪いのは、このヴィランなのに良い人って部分だと思うんですよ。観たいのは"悪"に徹した部分ですよね。その意味では「ヴェノム」にも同じことを感じます( ˘ ˘ )ウンウン
だから、やっぱり明日公開のジェームズ・ガン版に期待しちゃうんだよなぁ……。

デッドショットを初めて観たのも「ARROW」ですね。アローに負けて、後にスーサイド・スクワッド入りするんですが、好きなキャラでした。
ウィル・スミスのデッドショットは、地上でエンチャントレスに兵隊化された敵をガントレットを使って掃討する無双場面には痺れましたよ!ウィル・スミスは銃の扱い方が上手くて好き。そこは評価ポイントです( ´ω`)و グッ!


【エル・ディアブロ】
炎を扱うメタヒューマン。
調べてみると、エル・ディアブロは3代いて、このチャト・サンタナは3代目。初代は西部開拓時代に存在したラザラス・レーン。
悪魔と契約して生き返ったようですが、この「スーサイド・スクワッド」でも、ラストバトルでエンチャントレスの弟と闘う際に悪魔化していましたよね。大好きなキャラだったなぁ……。


【キャプテン・ブーメラン】
本名ディガー・ハークネス
「ザ・フラッシュ」に出てくるヴィランなので、「スーサイド・スクワッド」でもフラッシュに捕まえられていました。このフラッシュはエズラ・ミラーが演じる映画版。エズラも好きですが、僕はDCドラマのフラッシュが大好きなので、グラント・ガスティンも捨て難い(≧∇≦)ゞ

「スーサイド・スクワッド」でジェイ・コートニーが演じるキャプテン・ブーメランは本当にクソ野郎なんですが、1番ヴィランらしいかもね。ラストも(ˆωˆ )フフフ…


【キラー・クロック】
本名ウェイロン・ジョーンズ
僕は今作を見るまで知らないキャラでした。原作コミックではエンチャントレスと良い仲になるんですってね(⑅•͈૦•͈⑅)
ワニの遺伝子を持って生まれるとは……
でも、映画の中で"オレは美しい……"とハーレイ・クインに対して言う場面とか、好き。すごく良いキャラ。

キラー・クロックの"クロック"は"crocodile"から来ていて、見世物ショーで本物のワニと格闘し、殺したところからついた名前だとか……。大山倍達なら"キラー・ベアー"か( ¯−¯ )フッ


【スリップノット】
本名クリストファー・ワイス
スリップノットと言われると、僕らはヘヴィメタバンドを思い出しますが、違います!
「スーサイド・スクワッド」の中で一番残念なキャラ。キャプテン・ブーメラン、お前のせいだぞ😡
途中参加で、キャラ説明もなく退場とは……フビン


【エンチャントレス】
本名ジューン・ムーン
スーサイド・スクワッドメンバーとして登場しながらも裏切り、メンバーと戦うことになる存在。
魔術を使うのでチート過ぎよね。このキャラも映画で初めて知りました。
個人的に「スーサイド・スクワッド」はラストバトルまではとても良かった。でも、最後の戦いが解決法も含め非現実過ぎてね~。惜しかったなぁ。イムホテップくらいのバカさがあると良かったかな?

でも、ジューンを演じたカーラ・デルヴィーニュは良かったです😌。今作の次に「ヴァレリアン」のローレリーヌも演じましたが、大好きでしたよ( ´ω`)و グッ!


【カタナ/タツ・ヤマシロ】
本名、山城たつ
この方も「ARROW」に出てきたので知っていましたが、「ARROW」で演じた福島リラさんの方が好きだったなぁ……。
とても悲しいキャラなんですけど、映画では刀に話しかける変な人にしか見えなかったからね。
愛刀の"ソウルテイカー"と共に、もう少し設定を生かして欲しかった😢


【リック・フラッグ大佐】
タスクフォースX、別名スーサイド・スクワッドを率いる陸軍特殊部隊大佐。
映画ではエンチャントレスとなるジューン・ムーン博士と恋に落ち、彼女を取り戻すために作戦に参加している。そりゃ、メンバーから叱られるわ😡。だから、デッドショットに"ノー・ハグ"と断られる場面、笑う

ジューン・ムーンと恋に落ちるためか、映画ではイケメンが出過ぎで、強そうに見えなかったけど、ジェームズ・ガン監督版ではかなり良い感じに見えます。同じくジョエル・キナマンが演じるんですが、楽しみだなぁ……って、あら、この方、リメイク版のロボ・コップでしたか⁉️知らなかった(笑)。殺られても安心ね。







さて、映画です。
ここまで長かったですね。すいません😓
今回、エクステッド版のレビューの前に劇場公開版も見直して、その違いを確認しましたよ。マメダネ
時間にすると"13分"長いのですが、結論から言うと"な~んも変わらない"(笑)
僕はディレクターズ・カットやエクステッド版が大好物で、観ると総じて評価が上がるんですが、今作は全く印象が変わりません( ´・ω・`)
だから、どっち観ようかな~って思う人に対しては、どっちでも大丈夫よと申し上げたい(*`ω´)b

敢えて言うなら、ハーレイ・クインとジョーカーの場面が増えるんで、2人のファンならエクステッド版なんですけど、だからと言って良くも悪くもならないので、本当にどちらでもオッケイよ。

時間も記録していたのですが、気づくと数分伸びていて、えっ、どの場面が増えたの?と考えるほど差が無い(笑)。珍しいよね(ˆωˆ )フフフ…



メイキングでも見られましたが、デヴィッド・エアー監督は元軍人なので、戦闘場面でのこだわりが凄く、とてもリアルに撮っていました。だから要人救助に向かう場面まではとても良かったと思うんですよ。
でも、さっきも書きましたが、ラスバトルがいただけない。突然リアリティが吹き飛び、ファンタジーになってね。ファンタジー映画は好きですが、これは寄せ方を間違いました。

それでも、ハーレイ・クインやジョーカーの登場。バットマンやフラッシュ、スーパーマンとの地続きな関係。小ネタなどが分かるとかなり楽しめましたよ。だから、このスコアです。
でも、ジェームズ・ガン監督はその足らないところを突き抜けてくれそうなので、本当に楽しみ。
明日、行ってきますので、結果もお楽しみに😊