月子映画ムーンライトはいいぞ

ふたりの J・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏の月子映画ムーンライトはいいぞのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

単なる自己顕示欲こじらせ系かと思いきや「男性でしたか。すみません(^^;;」案件でもあって、そんな世の中にうんざりしてしまった。
未だに男性作家がジェームズ・ティプトリー・jr事件をなかったことにしてることからも、この問題が根深いことがわかる。(はからずも?J.T!)

そんなバックボーンを知ってるのと知らないのとでは感じ方が違うかなとも思うけど(おちんちんボーナスで当たり前に得してる男さんはちゃんと勉強してから観ようね!)ストーリーの骨子は、謎の美少年作家として作品を出版したら大ヒット、作者のローラは彼氏の妹サバンナをリロイに見立ててインタビューに応じる。
それがうまくハマってしまい、撮影現場に行ったりカンヌ、果ては日本にもきたことがあり…
次第にエスカレートして「リロイ」が一人歩きし、この集団催眠は崩壊するのだけど、最後にはローラもサバンナも再び自分として表現することを始めていて、それが良かった。
ローラとサバンナだけでなく、リロイに恋してるふり?で映画を監督したエヴァも男社会の監督業で生き残るために必死なのだというのが伝わってきて、結局のところこれは男社会がすべて悪いのです 笑

単なる自己顕示欲こじらせものと思って観られる男さんは幸せですねって作品。