ねこまるキャット

海底47mのねこまるキャットのネタバレレビュー・内容・結末

海底47m(2017年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

『鮫』×『檻』
シャークケージダイビングに参加するも、事故で海底に落ちてしまうパニック映画。

まずこの笑っちゃうぐらい分かりやすいジャケットは好き。
長いタイトルのラノベぐらい分かりやすい。
が、このジャケットから想像出来る内容以上のものはなかったかなと。

まずパニック映画において、
表情が全く見えないと面白くない。
アフレコをしているかのような臨場感の無さ。

希望、出口というものがはっきりしないのが面白くない。基本待ち状態。

猿がどうやってバナナを取るのかという実験を見てるような映画。

鮫映画と見せ掛けて、これは鮫映画ではない。そこまで鮫に焦点が当たっていないし、リアルさも怖さもない上に、戦闘力が低い。

音楽演出も、単調なリズムを繰り返して、音程を徐々に上げていくだけという"超手抜き"。

シチュエーション的に"ゼログラビティ"のような、音が自分の周りをグルグル移動して、そのケージにいるかのような鮫の恐怖を表現するのかと思ったら、全くそんな事はない。

ただ「ダン!」とデカい音を出して誤魔化す手抜き音響。

90分ですら長く感じてしまうパニック映画は初めてでした。

でもオチはちょっと好き。

なんだかんだ言って、その内新作の方も見るかと思います。