まさに平均的映画という感じかなぁ
俺はこういうシンプルな設定の物語って
派手な銃撃戦やカーチェイスや爆破なんかがない分、脚本に力入れてるんだろうなって思って期待しがちで
派手なシーンがあればたとえ話が面白くなくても
「でも見応えはあったでしょ?」って監督たちは思うと思うのだけど
もし派手なシーンがなく話が面白くなかったら
かなり寂しいものがあるんだよね
なので期待しちゃう
フォーンブースとか12人の怒れる男とかsawとかのように
狭いほど期待しちゃう
その並びで考えてみた時にこの映画
結構面白くはあったんだけど
思ったよりも檻から自在に出入りしててびっくりしたし(仕方ないにせよ)
挟まった足をもうちょいなんとか抜け出す方法なかったかなって
野暮なことを考えてしまう余白があった
他の派手な映画たちの中でこういう物語の起伏みたいなものがあったら充分すぎるほどの面白さなんだけど
シンプルな作りにあえてした上でこの面白さならちょっと物足りない気持ちがあった
せめて動けない檻の中で
その境地に本当に陥った人からしか出てこないやり取りや言葉だなって場面があれば
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