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ハリソン・フォード 逃亡者のkのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

原題「The fugitive」
意味はそのまま、“逃亡者”。

外科医が死刑囚となりそして逃亡者となる、というこのギャップを
最大限に活かしたストーリーでした。
シカゴ市警がポンコツすぎて絶対裏で金掴まされてるでしょ?!と疑わずにはいられないほどスピーディーな死刑判決。
でもまあ実際、自宅で夫婦のどちらかが死んでいたらまず残った片方が疑わしいかどうか調べられるそう。
愛する人を失ってすぐにそんな追い討ちをかけられるつらさを、ハリソン・フォードは見事に演じきっていて、観てるこっちまでつらかった…
のに爆速でクロ判定するやん?!なんやこのポリ公は!?

自分で負った怪我を自分で治療する場面や
真犯人は義手だったという手がかりを追う場面も
医者ならではといった感じで面白かった!
肩がぶつかったら謝ったり、子どもに優しく接する場面など
キンドル医師の人柄の良さが細かく描写されているのもよかったです。

セリフもユニークですが字幕翻訳だと限界がありますね。
家を提供していたメキシコ人?の青年を事情聴取中、捜査官が「確かに彼か?he has good look?(ハンサムだった?)」と聞くと彼は「yeah good look.(ああ顔が良かった)」と答えるところなど面白いけど訳されてなかったり。
チャールズ医師に捜査官があしらわれるシーン、「He is smarter than you are? (彼は賢い?…あなたよりも?)」「ああ。ずっとね」と答えてるところとか。(この“あなたよりも”ってところが物語的に重要な気がする)

ところでこのトミー・リー・ジョーンズと彼率いる捜査チーム、なんか観た事あるんだけど…と思ったらこれより先に観ていた「追跡者」でした。
「追跡者」のほうが本作より5年後に作られたスピンオフ作品だったんですね。若いロバートダウニーJr.が出てたやつ。

でも…こっちのが遥かに面白いかな〜!!!!!面白かったー!!!!!
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