仲代達矢は『乱』でリア王(秀虎)を演じているけど、それを踏まえて(衣装に黒澤監督の娘さんのクレジットがあった)、老人ホームを抜け出した徘徊老人を演じている。登場人物も少なく演劇的。黒木華が野暮ったい…
>>続きを読む演劇調の映画だった。そういう映画を初めて見たので、この映画の良し悪しはわたしには判らない。
語気の荒い黒木華と、仲代達矢の演技が好き。
認知症の父が凄まじい。とてもよく分かる。一度思い込んだこと…
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仲代達矢が圧巻。脇役4人もいい演技してるけど、仲代先生(だけ)のための映画ですね。
しかもリア王を主題にした映画ではなく、海辺を物理的な舞台にした「新釈リア王」、まんま戯曲です。
知らずに行くと、先…
【過去に観た映画】2017.8.13
仲代達矢にあて脚本を書いた映画だけに、俳優 仲代達矢ありきで、役柄とご本人がオーバーラップする。
まるで、舞台を観ているような映画。
引…
かつての名優が認知症になり、老人ホームから脱走して海辺を彷徨う…。
という一見退屈そうなシチュエーションも、仲代達矢が演じると格調高いものになる。
すごいな。
『リア王』は読んだことなくて、おぼろ…
このレビューはネタバレを含みます
20230527 自分用忘備録
豪華絢爛演技絵巻。
舞台映画とでも呼ぶべきか、引きの場面は舞台的で2階席の観劇、寄りの場面は映画的あるいはかぶりつきの観劇、それ以上に余計なことはしない。引いたり寄…
画面を大きく使った撮り方が印象的。ほぼ海。どちらかといえば舞台っぽい。映像の使い方はしっかり映画的でもある。シェイクスピアの「リア王」を知っている方が楽しめると思う。テキスト量が多く、一度観ただけで…
>>続きを読む本作はリア王のストーリーと重ね合わせて観ると面白みがあります。認知症が齎す本人と周囲への影響の強さ、主人公の「思い出は要らない。皆の心の中で生きられれば幸せ」が心に残りました。余韻たっぷりのラスト、…
>>続きを読む©「海辺のリア」製作委員会