これもアマプラから消えちゃうそうなので、タイトルとサムネが気になったというだけの理由で見てしまった。
実在するトチ狂ったおっさんの話で、真面目に考えると全く笑えない部分が多いエピソードを無理矢理コメディとして見られる形にしたような内容。
そんなに面白いとは思わないのだけど、主人公のおっさんもこの映画にも不思議な愛嬌と哀愁があり、なぜか嫌いにはなれないのが興味深い。
こうやって書いてみると『ドン・キホーテ』っぽいな。
おっさんのビジュアルと吹き替えの声で真っ先に思い浮かんだのは『ブラック・ウィドウ』だったのだけれど。
ニコラス・ケイジは一体どこにいるんだ。
何でこんな別人に豹変できるんだ。
この映画には一見の価値があると思えるような演技だったと思う。
そして何よりも、良い感じのラストシーンを見て良かった良かったと思った所での最後の一文が最高だった。
事実は小説より奇なりという事か。