Soseki

ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラのSosekiのレビュー・感想・評価

2.8
家具デザイナーとして著名なアイリーン・グレイは、建築家としても類まれなる才能を持っていたが、時代もあり、代表作E.1027の所有権を失い、作者としても名前を消され、E.1027は長くコルビュジエの作品と誤認されていた…という題材は興味深いのだが、とても分かりにくい。

アイリーン・グレイの思わせぶりなアップの連発や、ドイツ人の愛人となったフランス女性が戦後受けた迫害の描写より、他に描くべきことはあったんじゃないだろうか。

コルビュジエとシャルロット・ペリアンがゲスく描かれており、そこは面白かった。
カップ・マルタンの休暇小屋はE.1027のすぐ側に建てられて、コルビュジエはE.1027に入り浸っていたとのこと。休暇小屋はミニマムで良いわけだ!
Soseki

Soseki