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ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれたのYYamadaのレビュー・感想・評価

2.9
【実話に基づく傑作映画たち】
 ~事実は小説より奇なり

◆ベースとなった史実
〈ボストンマラソン爆弾テロ事件【2】〉
 ~テロ事件後の後遺症 / 2013年4月~
・場所: アメリカ/ボストン
・人物: ジェフ・ボーマン(事件被害者)

〈見処〉
①英雄視しない、今どきの実話ドラマ
・『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』(原題: 「Stronger」)は、2017年製作の伝記映画。2013年のボストンマラソン爆弾テロ事件によって両足を失ったジェフ・ボーマンによる2014年刊行の回顧録『Stronger』を原作としている。
・本作の舞台は、2013年4月のボストン。「コストコ」の従業員ジェフ・ボーマン(ジェイク・ギレンホール)は、元恋人エリンの愛情を取り戻すため、彼女が出場するボストンマラソンの応援に駆けつけたが、ゴール地点付近で発生した爆弾テロに巻き込まれ、両脚を失う大ケガを負ってしまう。
・意識を取り戻したボーマンは警察に協力し、ボーマンの証言をもとに犯人が特定されると一躍ヒーローとして脚光を浴びる…。(eiga.comより抜粋)
・本作はテロ事件の犯人特定に一役買ったことで一躍脚光を浴びるも、身体と心に大きな傷を追ったボーマンを等身大に描き、恋人や家族に支えられ、困難を乗り越えて再生していく姿を描いている感動作。
・ジェイク・ジレンホールが自らプロデューサーを務め、評論家きらは高い評価を獲たが、

②結び…本作の見処は?
○: テロ事件の被害者を悲劇のヒーローとして祭り上げられる悲哀を忖度なく描いている。日本のワイドショー関係者にも見てもらいたい作品。
○: 性格俳優の第一人者ジェイクギレンホールによる屈折した人物の演技をここでもみることが出来る。
▲: 爆破事件まで長く、睡魔との戦い
▲:『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』という邦題は、本作のテーマに相応しくない。本作は英雄ではない普通の男の物語だと思う。
×: Filnarks然り、複数のネットサイト解説にある「ボストンテロ事件」の関連作品として、『パトリオット・デイ』とのコラボ鑑賞推奨記事に乗っかかってしまい、時間をムダにした感が強い。この手の記事は、ヒット作品をダシにしたプロモーション記事なのだと学ぶことが出来た。
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