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ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれたのkassyのレビュー・感想・評価

3.3
試写会にて。

ボストンマラソンテロ事件の発生から逮捕までの顛末を描いた「パトリオット・デイ」を表としたら、テロ事件の被害者でありながら英雄にまつりあげられた「ボストン・ストロング」は裏に当たるだろう。

テロの影響で両脚を切断となってしまったジェフは、奇跡的に生き延びる。目覚めるとすぐに犯人特定に協力。
両脚を失いながらも頑張る姿に、ボストン市民、いや沢山の国や地域の人が勇気をもらい、彼を英雄と称える。

しかし、それは彼の真実の姿とは異なるものだった。ジェイク・ギレンホールが主人公をしているのだから、ただの感動もので終わるわけはない(笑)
アメリカの言ったら地方の、低所得者のデリカシーのない家族の描き方とかが上手くてイヤになるし、全体的にヒロイズムに対する皮肉が色濃い。
英雄に仕立て上げられたって、心のPTSDは何にも良くならない。ただ、周りが気持ちよくなっているだけだ。

でもそんな彼を支えた彼女はすごい。彼が本当に感謝してるからああいう脚本になったのだろう。
良く彼女は覚悟決めたなと思ってしまう。
彼女の家は結構裕福そうなのに…
あんないい彼女、今後は泣かすなよまったく。

ジェイク・ギレンホールの足のCG?とっても自然で違和感なく入り込めた。
どうやって撮影されてるんだろう。
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