Nanako

ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれたのNanakoのレビュー・感想・評価

3.5

試写会行ってきました!
一言で言うと「想像以上」。(最近こればっかり言ってる気がする)

ダメダメくんがいきなりテロで両脚を失い、気づいたらボストンの英雄になっていた。周りとは裏腹に諸々苦労する主人公と、それに気づかずにどんちゃん騒ぎな家族、彼を支える彼女。

ジェフ親子がほんとにダメダメすぎてびっくり。ヤバい。エリンよよく耐えた。てかエリンは良く出来た子すぎる。唯一ダメなのはダメダメなジェフを選んだあたり、、←

ジェフにしかわからない苦しみが、彼自身の手記を通して描かれたこの映画だからこそ伝わった気がする。途中の「他の人を救え!(ニュアンス)」と叫ぶシーン。最初は周りがジェフの惨状をみて助からないと思って、周りの人によって叫ばれていたのがジェフに残っていて「生かされた」ことに苦しんでいたのかな、と途中まで解釈していた。
けど、実際はジェフが叫んでいた言葉だっていうのが最後に分かった時に、彼はそこまでダメダメじゃないのかも、とふと思ってしまった()。

ダメダメなお母さんはいつまでもダメダメだったけれど、大好きなエリンのまっすぐで辛いくらい正当な言葉で少しずつ前向きに変わっていくジェフ、よかった。

とまあ登場人物をこってこてにダメダメと言い続けたけれど、どこかジェフに共感できるところもあって、わたしもダメだなあと思う時もあって、みてて自分をみてるようでドキッとすることもあったけれど
なんだか作られてない生身の人間って感じで良かった。
わたしもがんばろう…と何回言ってるんだろう。いい加減にほんとにがんばろう…
と思ってしまう映画でした!長くなった!
Nanako

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