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ラン・スルー・ザ・ナイトのようのレビュー・感想・評価

ラン・スルー・ザ・ナイト(2016年製作の映画)
2.5
ポスターアート見て主演の人がとてつもない美人であることと、(今となっては尚更)めったに観れないロシア映画であることを理由に鑑賞。


シャツだけ着用というセクシーイメージ。
本編中でもこんな格好を本当にしている。上しか着てないシーンは何回も。
その本編の作りからして、この主演の人のヴィジュアル頼みの作品って言っていいような作品。

何回もあるといえば、主人公と恋人の回想もやたら挟まれる構成。
これ、はじめはかつての思い出で切なくさせるつもりなんだろうと思ってたけど、ホントに何回も来るもんだから、逃亡中のスリルがいちいち遮断される。
これらの回想のいくつかに、事件の真相につながるようなものがなくはない……実際はほとんどないと言っていいような。
なもんで、結局、この構成が効果的ではない。
最後も、『ゴースト』オマージュみたいなことやってんだけど、「いやいや、そんな甘い終わり方するような真相じゃないじゃん」っていう。

「この構成、必要なんすわ。なぜなら、主人公のベッドシーンは逃亡中では難しいんで、回想なら入れられるんすわー」
ってことですかね。
いやまあ、その志で映画作るのもありではあるけどね。
スター映画・アイドル映画という概念もあるのでね。

とにかく主演の人の魅力をなるべく詰め込むというコンセプトも否定はできない。
現にポスターアートだけで鑑賞しちゃった人間がここにいます。
いやはや、お恥ずかしい。


カメラワークとか、ちょっとした台詞とかが、なんというか拙い。
それらも含めて、いろいろツッコミながら観るのも楽しいかと。
よう

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