ぶみ

MEG ザ・モンスターのぶみのレビュー・感想・評価

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)
3.5
悲鳴ごと、飲み込まれる。

スティーヴ・オルテンが上梓した『Meg:A Novel of Deep Terror』を、ジョン・タートルトーブ監督、ジェイソン・ステイサム主演により映像化した、アメリカ、中国製作の海洋パニック。
200万年前に絶滅したはずの巨大サメ「メガロドン」に対峙する主人公等の姿を描く。
公開当時、劇場鑑賞したものの、今般間もなく続編が公開されるとともに、NETFLIXでの配信が終了予定であったため、あらためて再鑑賞した次第。
主人公となるダイバーをステイサム、マリアナ海溝の海底探査を行う海洋研究所の博士をリー・ビンビンが演じているほか、レイン・ウィルソン、ルビー・ローズ、ウィンストン・チャオ、クリフ・カーティス等が登場。
物語は、一応あるものの、基本的にはメガロドンvs人間という至ってシンプルな構図であり、人間ドラマやスリラー要素もあまり強くないため、深く考えることなく観ることができる仕上がり。
特に、ステイサムを主人公に据えていることから、それだけで主人公の無双っぷりが想像できるのだが、全くもってそのとおりの展開という、王道のサメ映画となっている。
思いのほか中国資本が入っているせいか、CGや出演者等々、そこかしこに中華テイストが見られるものの、あらためて観ると、全世界で興行収入5億ドルと、『JAWS/ジョーズ』を超え、サメ映画史上最高額を記録したのも伊達ではない出来栄えであるとともに、来月公開の新作が楽しみになってきた一作。

地滑りは直角に曲がらない。

※2023年7月23日、NETFLIXで二度目の鑑賞。
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