Yuto

すべての政府は嘘をつくのYutoのレビュー・感想・評価

すべての政府は嘘をつく(2016年製作の映画)
3.0
大統領選の前にと。

資本主義とジャーナリズムの間に生まれたひずみは間違いなくあるのだろう、ジャーナリズムの在り方とはなかなか興味深いものがあった。各媒体の中身が取り扱う内容だけでなく、その記事が誰をターゲットにどうゆう目的で書かれているかをもう少し考えるべきだ、今の自分は。そして、この映画自体も鵜呑みにしてはいけない、何せこの映画もかなりプロパガンダ的な一面を持っているから。
お金とはなんと空虚なことなのだろうか、生活するために必要なもの程度であるべきだったのかもしれないなあ。この時代の明らかにおかしい権力構造に噛み付いていくのは、やはり大事だと思ったし、ジャーナリズムもその手段の一つなのだろう。

右か左かというで問いで答えるなら、左寄りな映画だろう。でもそういったイデオロギーで判断したくないな。内容一つ一つを自分の社会観と正義感とを照らし合わせるべきものなのかも。ポストトゥルースの時代で生きる今の人々には刺さる内容なんじゃないかな?癖はあるけど。


全ての政府は嘘をつくのだ。I.F.ストーン、人間的に魅力的だ。
Yuto

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