このドキュメンタリー自体はおもしろいとは思わなかったが、気付いていなかったことに気付かせてくれることに意義があると思う。
この目線でテレビのニュース番組を見ると見え方が変わる。
国家権力は嘘をつき、報道メディアはそれに迎合、民衆はそれに気付かない。
タイトルの「すべての政府は嘘をつく」とはアメリカのジャーナリストI.F.ストーンの言葉。彼は1950年代から70年代初めまで『I.F.Stone Weekly』という個人新聞を刊行し、徹底した調査・分析により、政治スキャンダルを暴いたとのこと。このドキュメンタリーは、彼の意志を引き継いで奮闘しているフリージャーナリストたちを紹介する。
アメリカのメディアはもう少しマシかと思っていたけど、これを見る限りメジャーどころは日本と基本的には同じで、独立系が健闘しているということか。
I.F.ストーンのことをもっと知りたくなった。
BS1で放送されたものを視聴したけれど、翻訳音声のボイスオーバー(吹替え)が気持ち悪かった(これをやられるといっぺんにウソっぽく感じてしまう)。オンライン配信版と劇場上映版は字幕であることを願います。
オンライン配信(アップリンク・クラウド):
http://www.uplink.co.jp/cloud/