まつり

すべての政府は嘘をつくのまつりのレビュー・感想・評価

すべての政府は嘘をつく(2016年製作の映画)
4.2
新型コロナウィルスがあらわれてから見ると、余計にその酷さがよくわかるというか。私たちの知っている「歴史」も、政治家の「決断」も、「戦争」も、全て降って湧くものではない。
その時その時の権力者の、ずる賢い人たちの、利権やら何やらが必ずと言っていいほど絡んでいると、否応にも気づかされる作品。

と同時に報道の、メディアのあり方とは、プライドとは、という意思が感じられた。
不勉強でわからないことも多かったけれど、こういった作品が世に出ているということに一つの安心感を覚える。
コロナ禍の日本ではゆるゆるとした報道が繰り返されていく日時に慣れたらあかんね。お金の横流しが、利権が、表に出てもなぜかふわっと消えていく感覚にもやもやしつつも時が流れている今、時間と労力を使って対抗する人たちの姿に、こういう方法があるんか…と思わされたりした。

日本版はつくられないかしら。どうしてつくられないのか、と考えながら見ていました。
いつか今感じている違和感が解き明かされて欲しい。
まつり

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