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わからないブタの傘下のレビュー・感想・評価

わからないブタ(2010年製作の映画)
4.0
間が絶妙で完璧に面白いし、生活音が心地良いし、線に勢いがないのが更に良い。

何回も観た。考察というよりは、単純に好きで観た。けど、観るたびに発見はあるし、どうしたって考えてしまう。考える事を諦めさせない力が、この脱力した作品にはある。
制作の世話っていいなw
Special thanksに山村浩二なのね、流石

和田淳監督いわく、テーマは『互いのズレ』
当たり前のように判り合えないズレた生活を当たり前のように描こうとした、らしい。





以下、雑記。





子供達は豚を退かそうとしている
豚は遊んであげている
口紅(何故そこから!)を塗り、唇をパッとやると子豚が来る
お爺の介護、母
薬を服用?
お爺は実は死にたがってる?
ハムを切る父
食べるものであるハムを身体に貼る
謎の儀式の夢
飛んでくる青い鳥=幸福
そもそも豚自体が幸運の象徴
母の形の白い何かが豚の尻から出てくる
幸福→母のターン
お爺が死ぬ=お爺の解放
母→介護からの解放
父、母を独占するお爺が憎くてハムを切る
羨ましくて身体に貼る??
豚=お爺
大きな豚はお爺→介護で家族の行動を制限する
でも実は母はお爺の死が辛くて、パッで大きな豚=お爺を呼び戻そうとする
父に止められる



みたいな
知らんけど
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