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『知事抹殺』の真実
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目次

『知事抹殺』の真実の作品紹介

『知事抹殺』の真実のあらすじ

2006年福島県知事、佐藤栄佐久に突然科せられた謎の収賄事件の真実を描いた作品。就任以来、5期18年一貫して原発に問題提起をし続け、突然の収賄容疑で逮捕され「抹殺」された。結果的に「3.11フクシマの悲劇」が起こり佐藤栄佐久の「予言」が的中してしまった。被災者は言う「あと1期でも続けてくれたら、このフクシマの悲劇は無かったかも知れない・・・」。 佐藤栄佐久は、なぜ逮捕されたのか。捜査方法、メディア報道の信ぴょう性、収賄額0円の異例判決。可能な限りの記録と様々な重要証言を元に構成。原発に近づくものは消えていく。この恐ろしい今の日本の現状を明らかにした作品。

『知事抹殺』の真実の監督

原題
製作年
2016年
製作国
日本
上映時間
80分

『『知事抹殺』の真実』に投稿された感想・評価

Osamu

Osamuの感想・評価

3.5
申し訳ないけど、おもしろくなかった。期待していた内容と違っていただけで、見方が間違っていたのだろうか。

2006年に収賄疑惑で辞任した元福島県知事のドキュメンタリー。

原発に物申す知事が邪魔になった国がマスコミや検察を使って嫌疑をかけ「抹殺」した、ということを訴えている。

でも元県知事側の「私たちが思っていること」が一方的に述べられているだけで本質的には何も暴いていない。

そこをもっと見たかったんだよなあ。まあ、それを掴むのはかなり難しいんだろうけど。これじゃ、元県知事のプロモーションビデオだよ。批判しているマスコミの手法とたいして変わらない。

元県知事側が主張することは充分あり得る話だと思う。権力に対する監視機能として効いていないどころか権力の加担をするマスコミだとか、法の番人であるはずの検察や裁判所の無法的対応だとか。だから、そこにもっと切り込んで欲しかった。
小

小の感想・評価

3.9
陰謀系のフェイクドキュメンタリーであって欲しいと思うけれど、まっとうなドキュメンタリー。この手の話は別の件について本で読み、そういうことはあるのだろう、という認識ではいた。

1988年から5期18年にわたって福島県知事を務めた佐藤栄佐久氏。地方分権・地方主権を旗印に国政に真っ向から意義を唱え、原発の安全神話にも疑問を呈してきた「闘う知事」。2006年9月、突然の汚職事件で辞任し、その後逮捕された。この辞任から逮捕、有罪確定までの真実を明らかにすることが目的。

映画が明らかにしたい真実の核心は「知事が社会的に抹殺されたのは『政府の意向』にそぐわなかったから」ということだろう。映画を観て、政府は会社経営者、知事は会社役員かのように感じた。

会社では、経営者の意向にそぐわない役員は更迭される。しかし、知事を“更迭”(リコール)できるのは地方自治体の有権者であって政府ではない。

だから政府の意向にそぐわない知事を“更迭”するには、検察にたたかせホコリを出す。知事にホコリがなくても部下に、組織にホコリがあれば、都道府県庁の長である知事の責任にすることは容易だ。そう考えると、知事のクビは政府次第でいかようにもできるような気がしてくる。

何故、政府が知事をクビにするのか。それは会社の経営者が、自分が決定したことが会社の利益を最大化できると思うように、政府の決定が国益の最大化できると思うからだろう。抵抗勢力や不満分子がいたのでは政府の決定をスムーズに実行できず、国益を損なうかもしれない。だから、排除する必要があるのだと。

厄介なのは利益と違い、国益という概念があいまいなことだ。いや厄介というより、政府にとって都合の良いことかもしれない。国益とは何かがはっきりしないから、政府は自らが決定したことを正当化しやすい。

福島原発の安全性に強い疑問を呈していた佐藤氏の“更迭”は、国のためになったかどうか。もし彼が知事を続けていれば、原発に津波対策が取られ、これほどまでの惨事は起きなかったかもしれない。

だけど、そのことは本質的な問題ではないと思う。結果的に、政府の意向に沿わない知事が国のためにならなかったというケースもあるかもしれない。だからといって民主主義のルールを無視し、政府が経営者と同じようなことをすれば、国民の意欲をくじき、国を土台から腐らせ、取り返しがつかなくなる気がしてならない。

このドキュメンタリーを怖ろしく感じるのは何故だろう。こういうことが起こる国というのは民主国家ではないような気がするから。日本が一党独裁国家や独裁者が支配する国家のように感じるから。

日本を独裁するのは何だろう。それは多分、資本主義というイデオロギーではなかろうか。そういえば、資本主義の超先進国アメリカでは、すでに大統領が政治経験のない元経営者。日本もいずれ…というのは考え過ぎだろうか。
kyoko

kyokoの感想・評価

-
当時かなり世間を賑わせていただろうこの事件について、恥ずかしながら私はほとんど記憶していない。そしてこれは知らなかった人が知るための映画だ。

検察に呼ばれた日、佐藤氏は担々麺を食べていた。そのスープがとても美味しかったので奥さんに残しておくように言って出かけたが、そのまま逮捕され東京拘置所に収監されてしまった。いかに青天の霹靂だったのかがわかるエピソードだ。
誰かが日本の司法制度は遅れていると言っていたが、まさかこんなことが本当にありえるのかと映画の内容は驚愕の連続だった。

冤罪や原発問題についてのコメントはここでは控えるが、ドキュメンタリー作品としての感想(不満?)をいくつか。
一人称で語られていたかと思えば、いつの間にか三人称になっていたりして、再現しているセリフとナレーションの声が同じなだけに混乱する。
映画のヤマ場となる検察の取り調べや裁判シーンはほとんど動きのない画にセリフと字幕だけとかなので、ここはきちんと再現ドラマにしたほうが良かった。低予算で作られてるため、手づくり感が強いのは仕方ないか…

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