【君だけがいない街】
彼女が亡くなって、3年目の夏がやってくる…
ベルリン、パリ、ニューヨークととにかく街並みが綺麗で小旅行した気分になれる✨
突然彼女を亡くしたロレンス、彼女妹のゾエの物語。
いわゆる、僕の嫌いな「何も起きない映画」という日常を描く映画かつフランス映画と合わない要素しかなかったんだけど、画が綺麗で結構見入ってしまった!
監督はこれが処女作なのかな🤔
まず、起承転結の起の部分がものすごくスムーズで驚いた。ほぼ会話のなくありふれた日常の中に突然訪れる死。理由は明かされないもののあまりにも突然の展開。いずれにしてもこのサシャという人物について視聴者はよく知らないまま、ロレンスとゾエの視点で物語を観ていくことになる。
どんな人間だったとか、どういう交友関係だったのかとか、職場でどんな人だったのか…そんなことがあとになってから判明したりする。
また承・転の流れもスムーズで適度に時間を飛ばしてくれパリとニューヨークでのやはり同じ夏という季節をみて、彼の細かな心情とかも伺えるようにできている。
どんな場所にいてもロレンスは彼女を思い出してあるけど、新しい出会いもあって、時間の流れはゆっくりと物事を解決していく。
妹のゾエの視点も最終盤まであるのが面白い。
印象に残るシーンが多くて、
①エレベーターと子供の駆け上がる階段で競うシーン
(なんで海外のエレベーターは網網の剥き出しなんだろう🤔)
②NYの街並みが見える屋上のパーティ
③NYのベランダの机と錆びれた椅子とMacBookとコーヒーカップとか
オサレ映画、フランス。
2020.5.3