作中ずっと漂う空虚な寂しさがロラから見える世界の美しさをより鮮明に映していたように思う。心臓病を患っていて学校に馴染めないロラと鬱っぽく見えるお父さんの小さくて静かな食卓が少し悲しかった。ロラの火山…
>>続きを読む心臓はただの肉。
この言葉がどれだけ彼女の中で、病に対して葛藤しているのかが分かる。
彼女がいうからこその重い言葉。
ただの肉の塊を沢山抱え、それを落とし、走り抜ける彼女の姿。
心臓は沢山あるのに、…
原題: La Chair et les volcans
2020年 MyFFF “STAY HOME edition”にて鑑賞。
21分50秒 ショートフィルム。
父親との二人暮らしのロラ。父は…
肉体という枷に縛られてきた時間と心。
静かに美しい映像、心の変化に呼応する音楽。
抑圧された時間に対する心、衝動の爆発を上手に描いているなぁと思いました。
女の子が、だんだん美しく、徐々に色気…
持病に悩み周囲に溶け込めなかったり、恐らく悲しい過去を抱えていたり…そんなロラの孤独や虚無感。
心臓なんて単なる肉。
彼女が言うからこその言葉の重み。
そして決意を固めて走り出したラストシーンに…