原題: La Chair et les volcans
2020年 MyFFF “STAY HOME edition”にて鑑賞。
21分50秒 ショートフィルム。
父親との二人暮らしのロラ。父は…
このレビューはネタバレを含みます
勝手な解釈だけどロラにはきっと映画で映し出されていない過去にも、周囲に馴染めない経験があって。
もしかしたら、母親や幼なじみ?の男の子も同じ病気で亡くなったのかな。
父親の「心臓に爆弾を抱えているよ…
肉体という枷に縛られてきた時間と心。
静かに美しい映像、心の変化に呼応する音楽。
抑圧された時間に対する心、衝動の爆発を上手に描いているなぁと思いました。
女の子が、だんだん美しく、徐々に色気…
持病に悩み周囲に溶け込めなかったり、恐らく悲しい過去を抱えていたり…そんなロラの孤独や虚無感。
心臓なんて単なる肉。
彼女が言うからこその言葉の重み。
そして決意を固めて走り出したラストシーンに…
抑えて生きてきた
心臓に病気を抱えた少女
運動も出来ない爆弾を抱えた体のロラ。
父親と二人暮らし。
周囲とは馴染めない生活を送っているが…。
少女と山羊のシーンがいい。
赤ちゃんのように…
心臓の病を抱えた14歳の少女ロラ、学校でも馴染めず、父は落ち込み塞ぎ込んでいる。
私の勝手な解釈だけど、ロラは母親と幼い頃に仲の良かった男の子と死別したのでは。そして自分も心臓病を抱えてて、生きる…