あきしげ

ボルケーノ・スパイダー/ラバランチュラ 2のあきしげのレビュー・感想・評価

2.5
コルトンは超人化を目指して頑張っています。

良かった点。

・惜しげもないパロディの数々
・進化していくラバランチュラ
・個性豊かなキャラクターたち

悪かった点。

・アサイラムが製作じゃない
・小粒で予定調和になる結末
・いらない登場人物が多すぎ

前作の好評からすぐに続編を作りました。
アメリカのケーブルテレビ・チャンネル。

第二の『シャークネード』を完全に狙っている。
その為にクリアしなければならない条件がある。
本作は最大の条件となる主人公超人化を目指す。

コルトンの職業は俳優だが落ち目。
一年前に英雄となった調子に乗る。
結局は落ち目の状態は変わらない。

そこにラバランチュラが偶然撮影現場近くで発生。
最初は嫌がっていたが娘の為に立ち上がるという。

前作でちょい役だったマイケル・ウィンスロー。
本作ではなぜか相棒的な立場になっていました。
相変わらずボイスパーカッションは入れてくる。

それに対してマリオン・ラムジーは控え目。
スケジュールが合わなかったのかもしれん。

今回のヒロインは義理の娘です。
当初はコルトンを父親と認めず。
最後は父親と認める予定調和に。
ただ、意外にも知識面で大活躍。
半分ぐらいは友人のお手柄だが。

中盤までは勢い良く様々なパロディを展開。
しかし、後半では物語をまとめる事になる。
そのせいで見え見えの予定調和になります。
『シャークネード』は最後まで超展開です。
なぜならアサイラムが力を入れているから。
本作は残念ながらアサイラム製作じゃない。
だから破綻せず大人しい感じになりました。

第二の『シャークネード』を目指すなら最後まで超展開じゃないと。

多分だが、三作目も作るだろう。
次はもっとぶっ飛ぶ展開になる。
それを期待したいところである。

『シャークネード』とクロスオーバーするのは物足りない状態です。

だからこそ三作目に何かをやる。
ぶっ飛んだ設定と超展開をする。
主人公の超人化も加速するはず。

竜巻とサメ、溶岩とクモが世界を襲ったらどうなるのか期待します。
あきしげ

あきしげ