カンパッチー

ザ・インターセクションズのカンパッチーのレビュー・感想・評価

ザ・インターセクションズ(2016年製作の映画)
3.5
養父を殺して欲しいと選んだ世界、選ばなかった世界のどちらも分割して展開する並行世界の映画なんですが、どちらを選んでもロクなことにならないという感じでただただ養父がかわいそうというか、主役のハーパーことタイ・シェリダンよりも暗殺を依頼されたワルなジョニーの方がきちんとキャラが掘り下げられていて、実は~みたいな感情移入ができるキャラになっていて主役はジョニーじゃない?と感じました。

え?今どっちの並行世界だ?とこんがらがりますが、正直途中からこの映画はスタート地点から間違っているのだからどうでもよくなります笑

映像の撮り方がトライアングルのときでも思ったんですけど、とても凝っていてスミス監督はいいですね。

養父も友達も良い奴だったのに、ボタンの掛け違いでこうなってしまいハーパーが1人で抱え込むからこうなるんだという、レディプレイヤー1のウェイドくんと違いひたすらタイ・シェリダンがムカつく奴です。ヒロインのベル・パウリーも若いのかな?老けてるのかな?とどちらにも取れる子なんですがなんか魅力がありますね、トライアングルみたいにあっ!と驚く展開というわけではないですが、好きですよ、こういうの。