こぅ

フレンチー 復讐への道のこぅのレビュー・感想・評価

フレンチー 復讐への道(1950年製作の映画)
4.3
'22 3/11 ジャケ写掲載していただきました。

ルイス・キング監督による、ライトな【女復讐ウエスタン】。

color by:テクニカラー

lemmon君のレヴューに惹かれて鑑賞。


カジノのオーナー、フレンチー(シェリー・ウィンタース)は、父親を殺した2人に復讐するため故郷に戻って来る。
保安官のトム・バニング(ジョエル・マクリー)は、フレンチーに町を出るよう圧力を掛けるが…。


冒頭、
父が相棒2人に馬で追われて撃たれて絶命する。
幼かったフレンチーは復讐を誓って一旦町を離れた。
ピート(ポール・ケリー)ともう1人の相棒を見つけ出す事が使命。

大人になって戻った
フレンチーがさびれた店(スカーレット・エンジェル)を買取り、カジノを開くとたちまち繁盛するが、市長は街の腐敗と言い、保安官、トムは突然の帰郷に疑問を抱いた、、

トムとフレンチーは
仲は良いが、復讐すなわち法を破れば容赦は出来ない。
この完全敵でも完全味方でもない関係性ってのが良い。

善と悪、
主要キャストの立ちは勿論、ピートの相棒は誰だったのか⁈を探すミステリー調や、フレンチーを元に発展する恋敵(女の嫉妬)、それに絡むキャラとエピソードに無駄が見当たらない。
簡潔ながらフレンチーの掘り下げもある。
連れの伯爵夫人に出会い、カジノを教わりプロになった経緯。

トムが3年前に振られて今はクライドの妻になっているダイアン(マリー・ウィンザー)と再会、そして、、

敵地のピートのカジノ店、チャカラックに赤いドレスを身に纏い、単身乗り込んで、女の魅力 で客を引っ張ってきたり、
ギャンブル追放選挙の開催を市長が画策するもユニークな作戦で撃退したり、
キョーレツな 往復ビンタ を見舞う店内のキャットファイトも見どころ‼︎

終盤、
ピートの相棒が判明、そして、、
その一連の流れが見どころに。

犯人は⁈

ウエスタンらしい早撃ち決着も装備。


呼び止められた
フレンチーの締めが◯◯って洒落ているな。


リベンジ物でも全編通してウエットにならないドライな作風に好感、
シェリー(30)のセクシーさ控えめに、男勝りな魅力がハマり役の佳作‼︎
【死刑される女】のパクりかと思ったら、本作のが前発だった。


シェリーのビンタレベル★★★★★
こぅ

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