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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリーのaaのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ある夫婦の夫Cが事故死してしまう。死んだはずのCだったがシーツを被った幽霊となり妻Mを見守り続ける。時は流れ、Mは新しい人生を歩み始めて元いた家も引っ越していく。幽霊はMを追わず、壁に埋められたメモと共に残された家に居続ける。時はどんどん流れ、家には別の住人が出たり入ったり、家も取り壊されてビルが建ったり、歴史が流れていく。と、突然また元の家の中のシーン。そしてあろうことかCとMが家を買った時のように入ってきて生活を始める。最初のシーンでCは死ぬが、それは幽霊となったCの仕業だったのではないだろうか。自分で自分を殺している。途中で出てきた禿げた男の長い語り、人は生きた証を残そうとする、でも人は死ぬ、地球も死ぬ、歴史は繰り返すという話からするにもう1体の幽霊はまた同じ道を歩み、永遠にそれが繰り返されるのだろうか。幽霊を信じているつもりはないが、壊そうとすると事故が起きたりいわく付きと呼ばれる場所があるのはこういう霊がいるからなのか、とは思った。ラブストーリーのようでもあるしホラーのようでもあるし、SFのようでもある。台詞は少なくやたら長回しが多く、中盤はなんて冗長で退屈な映画なんだろう失敗したかな、と思いつつどんでん返しを待っていたがラスト10分でそれはあった。解釈も深く出来るが、全体的に気持ちが悪く苛々する割合が多かったので星は2つ。
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