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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリーのrinのレビュー・感想・評価

3.2
これはかなり斬新な…
賛否両論分かれそう。

1人で黙々とパイを食べるシーン。
大胆すぎる尺の取り方。その後は秒速で時代が変わりゆくのに、このパイを食べているシーンは体感的に20分くらいあったように感じます。(実際何分?)
暗い部屋でたった一人でパイを喰らう。
辛い時のやけ食い。
心の中で何を思っていたのか…。
その傍でじっと見つめるゴースト。
ゴーストも視聴者も、ただひたすら彼女がパイを食べているのを見守る。
パイを食べる音だけが響くそのシーンに、何だか不思議な気持ちにさせられた。

そしてまず土下座。実は少しうとうとしてて、少し寝てしまいました。慌てて起きたら「あれ?なんだ一瞬しか寝てなかったか」しかし実は10分くらい経過していた様子。驚き。


自分が死んだあとの、自分が居ない世界はどうしても分からない。もし知ることができるならもちろん見てみたいが、知って傷つく可能性もある。
悲しんでくれる人はどれだけいるのか。自分はどれだけ愛されていたのか。そしていつまで覚えていてくれるのか。
夫のゴーストは、妻に話しかけることも触れることも出来ずにただひたすら見守るだけ。
悲しさと寂しさともどかしさ。そして怒り。
どうすることも出来ない。辛い。

この映画、ここからがよく分からなかった。

いきなり時が流れ、家は変わらずに人が変わる。妻との思い出の家は、時が経てば新しい人の所有物になり、その家自体の面影も薄れていく。
最後は消えてゆく。

そしてなんか急に場所変わった?
でまた時代変わった?
え?ついていけない😅

完全置いてけぼりにされた感じで、結局雰囲気に飲まれたままふわーっと終わってしまいました。

ノルスタジックというやつですか?
ちょっと分からない(笑)


そういえば、ゴースト可愛い。
rin

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