台詞が極めて少ない。
ほぼ正方形で角の丸いフレームは初めて。だからか優しい世界に感じた。
気づいたら泣いてた。
なんて切ないストーリーなんだろう。
タイトルから想像するホラー感はほぼゼロ、でも詐欺られた感覚もない。
私は凄く好きな作品でした。
多分、この作品は好きか意味わからないのどちらかに分かれる気がする。
淡々と進む世界にただ佇むゴースト。たまに感情的になるも、変わらず時は流れ、やがて居場所も変化していく。
ゴーストたちが愛おしく、抱きしめてあげたくなる。愛で溢れていた。
あの一瞬のラストがなんともいえない…解放感と達成感、そしてそれを観ていた私は喪失感でいっぱいになった。
ものすごく不思議で温かく、切ない体験だった。