ヴェローナの大公は、ロミオを追放の罪に処する。
一方、キャピュレットは悲しみにくれるジュリエットに、大公の親戚のパリスと結婚する事を厳命する。
ジュリエットに助けを求められた聖職者ロレンスは、彼女をロミオに添わせるべく、仮死の毒を使った計略を立てる。
シェイクスピアの世界で一番有名なラブストーリーを、原作に基づき忠実に実写ドラマ化の後篇。
前篇から引き続き視聴しました。
細かい設定が私の知ってる『ロミオとジュリエット』と微妙に違うのは後篇も引き続き。
もう文句の付けようない名作でした。
音楽、演出、演技、衣装、どれも素晴らしいです。
何度見ても泣けちゃいます。
愛の魂がぶつかりあう感動的な映像はくまなく「美」に満ちていて、恋愛という人類のテーマを象徴している。
今回のこの作品の2人は、とにかく激しく情熱的。
感情表現が大人である。
めちゃ甘い言葉やキスの応酬や、シェイクスピア独特のせりふ回しに、ちょっと吹き出しそうになりましたが。
最後の『すれ違い』から起きた悲劇の場面における2人の心理的描写が一番の見せどころ。
純愛に光をあて、2人の運命が当時の『家』を重んじる社会状況の中で、幸福とは何かを伝えている。
当時、シェイクスピアを取り巻く環境のイギリスでも同様であったことが伺える。
いわば2人の結末は、未来に対する希望を表しているように思う。
前後編で長めですけど丁寧に作られてるので、ラブロマンス好きな方はオススメです。
この鑑賞人数の少なさはマジでもったいない。