シリーズ最終作。武田かほりともお別れ。メンヘラ亜湖ともお別れ。今回は日活レーベルでありながらロマンポルノではなく一般作として作られている。見る方にしてみれば大差ないのだけど。
三部作ラストはどうも僕にはパンチ不足。あのあっけらかんさが影を薄め、日本映画得意のウェット演出になっており凡百の作品になっている(残念)。まあ全て永島瑛子のせいだろう。永島が出てくる映画は途端に画面が暗くなる(湯殿山麓呪い村や悪魔の手毬歌がいい例だ)。
それでも亜湖のポンコツっぷりは健在で今回は北海道でなぞな劇団員になっている。全身白塗りだったりヨガやったり奇声を発したり。お前何をしたかった?
そして舞台は小樽なのにところどころ札幌のシーンも。あれ、結構札幌と小樽って遠いんじゃなかったっけ。僕がよくわかってないのか、それとも小原がいい加減なのか。
最後は少年の性の目覚め。フィル友さんがおっしゃっていたようにメーテルやん、竹田。それでいいのか、竹田。しかも電車内のシーンだし。いつ「テツロウ」と話しかけるかドキドキする。
全体としては印象散漫で乗り切れなかった。でも3作見れたことに満足。