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血のお茶と紅い鎖のnのレビュー・感想・評価

血のお茶と紅い鎖(2006年製作の映画)
5.0
大変なことになる。この映画に13年間費やされてるのも目眩がするし、やっぱり出てくる卵は哲学として流れ帰るべきもので、死や悲しみが遠くなればなるほど美しいものへとなっていくのにも頷ける。死、恋、欲望、憧れ、快楽、黒人、白人、宗教、文化、戦争、音楽、全てが詰まっている一作。人形がかけ離れたところに連れ出してくれたら、もはや私自身が白紙のトランプになったり、インドになったり、死の向日葵になったり、ぼやけた月になったりする。全ての奇形が女であること、見れば見るほど虜になっていく。毎日観て5日目。
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