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血のお茶と紅い鎖のBONのレビュー・感想・評価

血のお茶と紅い鎖(2006年製作の映画)
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巧みな職人技によって世界を装飾する全て。赤で支配される中でブルーが象徴的な差し色になり二色どちらにも神秘を感じた。幸福の青い鳥とは一緒にいられない。キャラクターとして機能している命が吹き込まれた人形が、空っぽの人形に心臓を詰め込み愛を失う構図が悲劇的で素晴らしかった。実写のファーストとラストカットもも夢の中にいるようなぼんやりとした色味が良くて、ゴキブリケーキだけは勘弁。
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