ゆかちん

さらば愛しきアウトローのゆかちんのレビュー・感想・評価

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)
3.4
見終わった後、微笑んでいた自分に気づいた。

1980年代初頭からアメリカ各地で銀行強盗を繰り広げ、それによる逮捕と脱獄(16回!)を繰り返した実在の人物フォレスト・タッカーを描いた作品。
ただ、銃を持ってはいても使用せず、誰も傷つけず、紳士的で風変わりな犯行。

被害に遭った銀行員も、彼の逮捕に関わったことがある刑事も、彼について話すときは、なぜか穏やかな表情になる。
今回、彼を追うことになった刑事も、不思議と惹かれていく。
この2人の関係もすごくよかった。

ただ人生を楽しむために銀行強盗を繰り返すタッカー。
犯罪者なのに、普通に生きて、物足りないものを感じていた人たちに、何か不思議な光をもたらす。

人生を楽しむとは何だろう?
いくつになっても楽しんでいけたらいいなぁって思った。
まあ、銀行強盗はダメだけど笑。
もう中毒みたいなもんだったんだろうね。
しかし、実話なんやな〜。

ロバート・レッドフォード俳優引退作。
「明日に向かって撃て!」をオマージュしてるシーンにニコニコした。
てことは、きっと彼の過去の色んな作品を想起させるシーンがあったんやろうなぁ。
レッドフォードにとっても、彼の映画を観てきた人達にとっても、最高の引退作なんじゃなかろうか。

キャプテン・アメリカ〜ウィンターソルジャーやアベンジャーズ〜エンドゲームにピアーズとして出てたので興味を持って、
他の映画やドラマなどでよく名前が出される「明日に向かって撃て!」を観たけど、他の作品も観たくなった( ´∀`)
ゆかちん

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