じいさんは全然ヤバくない、知らないとはいえ、人の心に土足で踏み込む若者を描いた2016年公開の作品
ネタバレになるかもですが・・・
未成年のショーンと友人のイーサンは実験と称して、お向かいの独居老人宅に忍び込んで盗撮カメラとドッキリの仕掛けを設置します。
ホントはあまり語らない方がいいとは思いますが我慢できずにレビューします
イーサンがお向かいの独居老人をターゲットに選んだ理由は、両親が離婚した原因のひとつが老人にあると誤解していて、少なからず復讐心があったからです。つまり老人に対して悪意があったわけです。
老人は玄関にカギも掛けないくせに地下室にはしっかりと施錠してます。地下室から女性の声が聞こえたと言う嘘の通報に少し反応するなど、様々な伏線をばら撒き最後に銃弾一発でイッキに回収します。
全てのイタズラが老人にとっては、思い出と直結していて、なんとも切なく泣いてしまいました。近所の犬が庭に入るのを激怒するのも妻の花壇があるからです。
老人役を「ゴッドファーザー」のヴィトーコルレオーネの長男のサンティーノ・“ソニー”・コルレオーネを演じたジェームズ・カーンだった事も個人的に相乗効果でした。