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宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲のmaverickのレビュー・感想・評価

3.6
『宇宙戦隊キュウレンジャー』は2017年に放送された、スーパー戦隊シリーズの第41作。本作は同年8月に公開された劇場版。『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』と同時上映がされた。


史上初の9人戦隊が売りの作品。星座がモチーフになっている。メンバーは9人だが、メインで演じるキャストは5人。残り4人は着ぐるみタイプ。なるほどね。さまざまな種族で構成されており、多様性が活かされていてコンセプトは素晴らしい。子供たちも自然と多様性について学べるわけだ。

本作を鑑賞するにあたり、テレビシリーズの1話だけを観た。想像していたより面白かった。「最近の戦隊は・・」と思っていたけど、食わず嫌いは良くないね。ただ、やっぱり軽い。初期の戦隊と比べると熱量がやっぱり違う。これも時代か。宇宙を舞台にした作品で、ノリの軽さから、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を連想させる。もちろん微妙にズレてるけど。この作品性は悪くなかったので、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が好きな人には受けが良いかもしれない。基本のノリは軽くても、やる時はやるのがキュウレンジャー。そこは一緒。そうした熱さは、きちんと戦隊ヒーローだった。

変身アイテムが仮面ライダーと被っている。最近の流行りはこっち系なのは分かるけど。昔はちゃんと差別化がされていて、それが特徴でもあったし魅力でもあったんだけどな。おもちゃ売れないと駄目だもんね。


戦隊ものの劇場版としては、まずまずの出来ではないかな。良く分からずとも観れるし、むしろ本作が入り口になる目的も果たしている。自分もテレビシリーズに興味が沸いたからね。 カメレオングリーンの大久保桜子に一目ぼれしてしまった。かわいい!彼女目的で本シリーズを観るのも有りでしょ。いつの時代も男は戦隊ヒロインに夢中になるものです(笑)。
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