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ジャバウォッキーの人間のレビュー・感想・評価

ジャバウォッキー(1971年製作の映画)
4.0
ヤン・シュヴァンクマイエル短編集「ジャバウォッキー」収録作品。
不思議の国のアリスに登場するジャバウォックの詩の朗読から始まるダークファンタジー。
短編集の最後を飾るのは6編の中で最もシュヴァンクマイエルらしさ全開の作品でした。
大きな人形を食い破り出てくる小さな人形、迷路を崩す猫、林檎にわく蛆虫、絵から飛び出る舌……と次々と映し出される幻想的で悪夢のような映像が美しい。
ジャバウォッキーという単語はナンセンスな言葉を指すのに使用されるそうで(wiki参照)、本作はまさにナンセンスで理不尽、不条理な物語なのかなと思いました。
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