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泥棒役者のLAKIDのネタバレレビュー・内容・結末

泥棒役者(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

マッシュの痴呆の設定にめっちゃ笑った。全体的に個人個人のストーリー性とほっこり要素や笑い要素が相まってすごく面白かった。泥棒に入った主人公が、家主の絵本作家になりすまして、そこに来た、訪問販売者や、編集者、家主の落ちぶれた絵本作家と繰り広げる話。最後には金庫の中からたまとみきの原稿を取り出し亡くなった奥さんの原稿を取り出し、たまとみきの続編を出すこととなる。主人公は彼女に少年院にいたことを打ち明ける。実は彼女はそのことを知っていて、日常の中で根っこが良いということで付き合っていたという。主人公は本当のことを打ち明けたら振られてしまうなどと考えていたが、余計なことだった。しかし、何かを理由に正当化するのは逃げてるだけであって向き合いうことが大事だと思った。編集者は自分の意見を言えず腹痛で悩んでいたが、絵本作家の一言で気が楽になり、無事続編を出すことができた。誰かの一言で迷ったり救われたりするんだと思った。訪問販売者の機転の効くアドリブ力や、隣人ユーチューバーの他人への羨ましさや妬みから通報するなど、過ぎた過去をやり直したり消すことはできないけど、正当化することはできると感じた。
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