ゆ

泥棒役者のゆのネタバレレビュー・内容・結末

泥棒役者(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

舞台挨拶にて。ストーリー的に舞台なら成り立つけど映画だとドタバタ感とかの良さが無くなっちゃうんじゃないかなって思ってたけど、緻密に練られた台詞と構成で勘違いに勘違いを重ねていくストーリーはシンプルに面白かったし、何回も思わず笑った笑
はじめは大切だからこそ彼女に元泥棒だったことを言えてない所、先生は亡くなった妻への後悔、帰国子女編集者は自分の意見を抑圧している所、セールスマンは単身東京に出て事業を始めたけど上手くいかずにモヤモヤしている所、ユーチューバーは孤独故に近所を妬んですぐにクレームを言ってしまう所…など各々が心の奥に後悔や引っ掛かっていることがあるけど、それを表面には出さない様に生きている。
そんなモヤモヤを、はじめが泥棒に入らされた1日をきっかけに良い方向へと変わっていく。
8割コメディだけど、2割くらい心がホッとするような内容だったかな。
「タマとミキ」の意味とかは全然気付かなくて単純なんだけど結構びっくりした。
個人的に、自分女だけど、充希ちゃんみたいな彼女だったら最高だなって、彼女の鑑だな~って思った。
ゆ