ブロオー

木乃伊の恋のブロオーのレビュー・感想・評価

木乃伊の恋(1970年製作の映画)
4.0
■2回目の鑑賞(2024/03/16)
3回目は観なくてもいいかな。観るか微妙なところ。
話の筋が面白いし、短くてよくできている。
ミイラのテーマソングが最高に心地よいのと、ミイラの扱いが雑なのがよくて、笑える。


■1回目の鑑賞(2023/05/05)
面白かったです。
性への執着のために蘇ったジョウスケが村をうろつき回るのもいいし、歌舞伎役者にでもなってみろと女から言われて、真に受けて白粉を塗って木の下で待ちつづけているのも愛おしい。ジョウスケが交わった頭の足りない女が、夫に先立たれたやもめで、そうするよりほかないという思いにさせられるが、割と明るいトーンで描かれていて、7日間ジョウスケと過ごしたあと、彼を家から追い出していて笑ってしまった。
ジョウスケに祟られた秀次は、女に触れるたびに鐘の音が聴こえてくるようになるが、トラウマで勃起できなくなるというのは切ないものですね。
京子さんも戦争で夫を失くした人で、かなり性的に描かれている。雨のなか布川先生と思わしき人影と交わるシーンは美しかったです。ただ布川先生の執念は怖すぎるし、布川先生は京子と交わったらそれで成仏できるのかと感じはしました。