映画が総合芸術であることをひしひしと全場面から感じる。
人間は弱いから嘘をつく、むしろ都合の良い嘘が存在しない世界を信じられんのか?という問いかけ。
を、鏡を使い込んだ太陽光での撮影で見せていく。パンフォーカスとマルチカム。
さらに『市民ケーン』から始まる、過去を時間軸遡りで語らせる三つ巴(四つ巴?)の脚本。すごいねえ。
しかも最後は人間を信じることを肯定すんのか。たしかに重たい味付けや細かく深い人間考察がドストエフスキーに似てるかも。
モノクロ映画で雨をとらえるために墨を混ぜたの?😳雨すごくいい。
太陽光で作り出す光と影のコントラスト、普通のノワール映画より美しくみえる。
『映画』を観たなあ。