小町

羅生門の小町のネタバレレビュー・内容・結末

羅生門(1950年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

怪物・最後の決闘裁判で「羅生門形式」好きを自覚したので原点を鑑賞。はじめての黒澤明。
カメラワークや光の捉え方、音楽など、作品としての力を感じた。撮影された時代からか演技の凄みや生々しさも驚き(現代だともう少し小綺麗になりそう)。
一方、舞台は平安かつ製作は70年前と分かっていても、女の権利の低さが気になった。「盗賊が通り掛かりの女性をレイプして夫はそれを阻止出来なかった」が始まりなのに、夫も盗賊も女性を見捨てようとして情けない。どこまでも女を添え物にする世界観があまり楽しくなかった。あと声聞き取りにくいので日本語字幕欲しい。
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