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羅生門の47のネタバレレビュー・内容・結末

羅生門(1950年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

羅生門だと思って見始めたら話の内容としてはほぼ藪の中だったのでちょっとビックリした。
2024年の今に見ると冗長なシーンも多いが、1950年当時の日本からこれが輩出され、世界で評価されたことに大きな意義があるのだろう。
実際終戦からたった5年でこの作品が出てくるのはすごい。
内容としては原作であろう藪の中よりすっきりして終わるようになっており、人間それぞれの持つ浅ましさ・醜悪さを浮き彫りにしつつ最後には希望を残して終わる。
希望というよりは「それでも善性を信じる心を失わないでいてほしい」というような
メッセージか。
笑い声がとにかく印象的な作品だった。音楽もメリハリがあって良い。
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