平安時代に起きたとある殺人事件を巡って複数の人がそれぞれ全く違った証言をする。んんん？どうなってるんだ？というお話。
あらすじだけ見るとサスペンスっぽいけど
これはまた違ったジャンルかな。人間の自分本位さをシニカルに表現したコントに近い気がする。
今の時代に観るとそこまで目新しさはなく、個人的にはそこまでハマらなかったけど、羅生門効果という言葉を生み出した偉大な作品であることに間違いはない。
最近観た「怪物」でも使われてた今でも通用する技法をこんな昔から使っていたなんて流石世界のクロサワ。
学生の頃に習った「羅生門」と全然違う話じゃね？と思って調べてみたら、この映画の原作は「藪の中」って小説らしい。
