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羅生門のgesuのネタバレレビュー・内容・結末

羅生門(1950年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

羅生門ね。うん。うん?羅生門?あれ?ババアが死体から毛抜いてカツラにする云々の話じゃなかったか?
冒頭からでてくる羅生門なり形はなんとなくイメージあるけどそこから先の展開はなんやこれ?て感じ。
調べたら芥川龍之介の藪の中の方がベーズなのね。話は謎すぎて解説見ないとアレ。私の頭が悪いのもあるが。
ただモノクロ作品なのに光の演出がすごい。山の中の3人のやりとり、木漏れ日やお白洲にならんで証言するカット。
他にも陰影に拘って雨に墨を混ぜるなど。三船敏郎の多襄丸の豪放さすごい。
テーマは己の中ののエゴというか見栄のお話かね。
坊主には気の毒だけど現代もたいして変わってないよ。より技術が進んだだけで。

昔の映画でありながら言語化するのがすごく難しい深みがあるので黒澤明作品もディグってみようと思いました。
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