紅茶

静かなる情熱 エミリ・ディキンスンの紅茶のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

映像が美しくて絵画のよう
ありがとうありがとう
















恍惚の一瞬ごとに
私たちは苦悩を支払う
恍惚に比した
厳しく身を切る割合で
ひと時の愛ごとに
何年もの蓄えを失う
苦い争いで得た小銭と
涙であふれる宝箱を


「魂を鍛えてどうなるの?
いつか必ず死ぬのに」
「だれだっていつかは恐れていたものになるのよ」
「だったらわたしは世界を受け入れない」
「それこそ最大の過ちよ
魂に最も必要なものを
否定するのだから
「それは何?」
「真実 それに経験
さもないと誓いは逃げになる」
「傷ついたわ」
「でも本心よ
自分の邪悪さを受け入れて
警戒すべきは美徳のほうよ」

「偽善では?」
「もちろんよ
アメリカ人は偽善のお陰で高潔でいられる」

お友だちがたいへんに魅力的でした

お礼にお手紙じゃなくて詩を贈るんですねぇ
素敵ですねぇ

それにしてもエミリが
ハンサムという人全員に
異議ありでした。
この配役わたしへの挑戦か?

トッド嬢はあのお友達とは違ったんか…残念…
あのおかたが詩の編纂の大部分に関わったんかいな…
大丈夫なんかいな…という感じでした、
まあ事実は知りませんが…


それにしても家族が不完全ながらも愛し合い、仲良しだった、という感じはよく出ててすてきでした
ジェーンオースティンとかの小説に出てくる女の人たちなんか穀減らしのためになにがなんでも結婚しないとあかんという感じだったもんね
エミリは選択できる財力が実家にあったね
そして社交をかわりにして屋敷の中に潜んでいても平気なように守ってくれる妹とかもいたね


それにしてもボウルズの批評には怒り心頭でしたね
紅茶

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