『羅生門』という名の『藪の中』。都への道すがら起きた、ある殺人を証言する当事者達+αの、三者三様の話の話。自己防衛と自己尊厳の鬩ぎ合い。主張が人間性を炙り出す。死と隣り合って尚、揺るがぬ利己主義に、…
>>続きを読む「世界の黒沢」が実感出来る傑作。
脚本、構成、映像なにを取っても文句の付けようがない。今思えば去年の『怪物』の全体の複数人の視点から同じ物事を描いていく面白さっていうのはもう今作で正解を出せれてし…
初めての黒澤映画だけど、なるほどこれは面白い。ある事件に関して当事者たちの証言が互いに食い違う様から、人間のどうしようもない見栄やエゴを克明に描き出す構成がお見事。昭和の名優たちによる演技合戦も見応…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
皆、人にはわからない様に自分の名誉や都合によって真実をねじ曲げる。
黒澤作品を初めて見たが普通に引き込まれた。
特有の音響が良い味を出していた。
昔はとても自然との距離感が近かったのだな。今や…
©KADOKAWA1950