あかね

リチャード三世のあかねのレビュー・感想・評価

リチャード三世(2016年製作の映画)
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シェイクスピア系だけ記録用に感想残します

王の遺骨がレスターの駐車場から見つかったっていう現実のニュースを最初と最後に加えた演出が何より好きだった。21世紀になったイギリスでも、これはあくまで現代に繋がる“歴史"劇なんだなあ。頭蓋骨も歪んだ背骨もちっぽけで虚しかった。
前半は心底吐き気がする様な残忍さの中になぜか笑いを誘われる瞬間もあってふしぎー。暴行シーンだけどうしても受けつけなかったけど…女性コンプレックスがあるように見せるにしては母親の存在感薄いしただただ不穏でかき乱された…。
けどそんなざわついた気分も吹っ飛ぶくらい、後半のリチャードの落ちぶれ方があまりに哀れで泣ける。色んな人のリチャードが観たくなるなあ。
ヘイスティングス卿が最高にキャラ立ちしてて好き!!
あかね

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