アンダーグランドで知ったけど、彼の作品の意図と語り口の異質さは社会に振り回される故郷故のニヒルな感覚が根幹にあるように思う
日常と戦争の線引き、ミレナとの謎の関係、彼女の実家の不可解さ、どこか『ビッグフィッシュ』的な遠いユートピアすら感じさせる世界観すら感じさせるけど、これがクストリッツァの見える現実だとするなら、それをなにもかもオーバーなユーモアに描いてしまう、描かせてしまう世界の非情さ 逃避行もきっと、愛があるなら世界なんて、というような夢物語、悪く言えば現実逃避ですらあるのかな、考えすぎかな
ミレナの方が俺には魅力的だったけどな、、恋って不思議
焼け爛れた、黒焦げの人間とロバに打ち込まれる銃弾、地雷原の羊たち、戦争の無常を描くには十分すぎる
鏡の前で飛び跳ねて卵を生む鶏が癒やしだった
15年の時と敷き詰められた石が愛を物語る