『阿修羅少女（アシュラガール） ～BLOOD-C 異聞～』
映倫区分R15+.
製作年2017年。上映時間90分。

2011年に放送され、12年には劇場版も公開されたTVアニメ『BLOOD-C』を実写映画化。
これまでのシリーズ同様に、少女・小夜がポン刀(日本刀)で戦うちゅう設定は踏襲し、完全オリジナルストーリーで展開。
軍事政権下にあった戦前の日本。
山奥の寒村で特高警察が殺された。
特高警察の部隊長・甘粕は部隊を率いて村人に対して横暴な捜査を繰り返し、蹂躙される村人と特高警察の確執は激化していった。
村の外の世界への憧れを抱きながら、血の病を患い診療所で過ごす姉・蘭を見捨てることができずに村にとどまっている蓮の前に、制服姿の少女が現れた。
小夜と名乗る彼女はポン刀を携え、『古きものを狩るためにここに来た』と蓮に告げる。
軍事政権下の地方の集落で特高警察の隊員を含む人々が殺害される事件が発生し、特高警察が村人を弾圧していく中、セーラー服を着て刀を持ち鬼退治をするという少女が現れる話。

難解な物語は時には悪くはない。
しかし、何を云っとんのか良くわからん。
云っとることがメチャクチャやん。　
てのは、怒りすら覚え、ちゃぶ台返ししたいくらいになる。
愚かな頭をフル回転真空膝跳び蹴りからの回し蹴りしたけど、ハイキックを打つ美少女のみに、
全集中
エロみ型 陸ねじれパンチら渦。
オイオイ、鬼さんよ！
それじゃ節分に出てきてもガキさえ泣かへんし、豆投げられて豆柴の大群にやられるぞ(感想も支離滅裂こんな感じの作品)。

それにしても、モウチトホラーメイク良くして、怖さを煽ってぇなぁ。
これやったら実写化する必要性ないやん。
鬼さんの暴れん坊さも微塵も感じひんし、だんだんホラーの耐性がついてきたのか、稚拙すぎで小生は泣けてきた🥺。
これは泣ける映画なのかっ。
これはなにかの演劇をみとるのかっ。
って小夜役を演じたのは舞台『BLOOD』でも小夜役を務めた宮原華音って、そっかぁ舞台でもやっとるねんなぁ。
舞台なら悪くない演出かな。

余談ですが、(無知故に誤りがありましたらお許しください)

作中、特別高等警察(古田新太が隊長やった)が兵隊さん殺しの捜査からはじまるげど、フィクションに必死に書くのはナンセンスすが。
特別高等警察が設立されたんは1910年。
社会主義や共産主義者、そして反体制運動を取り締まるための秘密警察組織で、取り締まりの対象は、全国民（ことに一般人）です。 　
書物を検閲して、スパイ網を張り、危険思想の持ち主と目される人たちを引っ張って行き、その背後関係まで調べて一網打尽にするってのが表向きの仕事。
治安維持法が制定されっと全府県の警察に分室を置いた。
労働運動・農民運動から創価学会や大本教まで国体に反する宗教として弾圧しあ。
警察組織の一部とはいえ、これがある限り言論表現の自由は、社会にありはしない。
一方、本来兵隊の殺害は、憲兵の仕事になるんちゃうかな。
憲兵てのは、軍隊内での窃盗から殺人、そして風紀にいたる犯罪を、思想犯に限らず広く取り締まるのが仕事。 戦前の社会では、軍人は一般人より別世界のヒトとして認識され、ポリスは軍人には手が出せへん。
ところがっすよ、1941年に太平洋戦争が勃発。
ポリスも人手不足になってきたこと、国家総動員体制で、国内も戦場になる可能性が高くなる一方、政治家や文化人の厭戦思想や和平志向が少しみられるようにな。
そこで、憲兵隊が一般人の動向まで監視取り締まるようになり、特高警察ではおよそ対象にならへん自由主義者の外交官（有名なのは吉田茂）や文化人まで監視・取り締まりの対象とした。
せやし、こんかいの捜査の指揮は憲兵ちゃうんかな。
我が兵隊が殺されて、憲兵隊が格下の
特高警察に捜査を委ねるかなぁ。
因みに憲兵は軍に、特高は警察やし内務省に属してる。
軍が偉いかというと、内務省は文官のエリート集団やし比べようがないけど、実際には軍のほうがわずかに優勢やったんちゃうかな(時期にもよるけど)。
権力の意味にもよるけど、憲兵は防諜や占領地などでの行政（たとえば物資移動の許認可）にも関与したから、権限の広さでは思想犯捜査の特高よりはるかに上やったはず。
せやし、軍の兵が殺されたんやし、やはり憲兵が妥当かと。
何を必死に書いてるんだか。。。

WOWOW録画。
BLOOD THE LAST VAMPIRE
BLOOD+
は好きで見ていたし、小雪が出演する（主演ではない）実写版「ラスト・ブラッド」もみている。ので本作も危うく劇場に行きそうになった💧記憶。
まさか更にBLOOD-Cというシリーズが生まれていたとは知らなんだ😨アニメ映画もあるらしい。
まあこのブラッドシリーズ、
・セーラー服の少女（小夜）が
・刀を振るって
・異形のモノを斬る
という3点のみ踏襲されていれば、製作もキャラデザインも話が違ってもokという寛容❓なシリーズ。
大好きなヴァンパイアもんやし別に気にしない😋
…のだが、これはちょっと酷い。
何故「小夜」が主役でないの？おかしなクレジット。
足上げてるセーラー服のコ（小夜役の宮原華音）をポスターで使ってるよね？
刀ではなくキックを売りにするかのようなポーズが既におかしいという問題もあるけど😓
蘭役の青野楓という女優さんが主演という扱い。この蘭、「古きもの（翼手）」と思わせて実は弟の蓮のほうが‼みたいなオチなのにこの娘でいいのホンマに？
メインはスラッとした女子2人のバトルアクション。
せっかくアクションが出来る女優さん達なのに何故か間に小芝居を挟んでくるという前時代的演出にゲンナリ😩
水野美紀をキャスティングしながら一切アクションさせないキャラに据える愚行。
甘粕さんに赤狩りさせる（日本史参照）ベタなストーリーが別に活きてない。無駄にしょうもないレイプシーンを入れたせいでR指定。いっそ血糊量も盛大に盛ってくれりゃぁいいのに中途半端。
何よりラストシーン以外はただ単に暗くて見づらいだけという…
まさかこの出来にも関わらず、同じ監督で最近もう１本リリースしてるっていうから驚愕😱
BLOOD-Cのアニメ版も結構トンデモ評価なのでこれはもう仕様なんですかね🙈
このシリーズには関係ないけど、他のレビューで何度も言及されてた「ハイキックエンジェルス」が気になる😍

• #blood
• #R15+

なんで宮原華音ちゃんの名前が4番目なん？彼女が主役ちゃうん？

セーラー服に日本刀いうみんな大好きな女の子が鬼退治すんよ！ってか軍の実験やら特高警察の陰謀やら入り乱れてややこしいよ、って話

「ハイキック・エンジェルス」で武田梨奈ちゃんにも劣らない最高の空手アクションを魅せてくれた宮原華音ちゃん、以来彼女のアクション映画を待ちわびていたマシンボーイ
ようやく新作や！と勇んで観にいったは良いものの…
やっぱりあれやな…監督がアクション畑じゃないだけでこうも魅力が落ちるとわ
アクションシーンのカメラアングルやら酷すぎるし、テンポ悪いし、挙げ句の果てに華音ちゃん以外にちゃんとアクション出来るキャストが水野美紀だけなんやけどな、まさかの水野美紀VS宮原華音無し！ってか水野美紀のアクションシーン一切無し！ゲロゲロ…、何のための水野美紀だったのか…

しかも、こちとら華音ちゃんの鬼退治見にいってんのに、どうでもいい特高警察の陰謀散々見せられて…
しかもそのドラマ要素が、本当にあの極悪鬱映画「台風一家」と同じ監督か？ってくらいに生温くて見応えが無い…

どうやら漫画？アニメ？が原作のようだが、その原作に縛られ過ぎておもんなくなっちゃってんのかな？
華音ちゃんも刀捨てて空手アクションしてくれた方が数段カッコ良くなったろうし、もちろん水野美紀はカンフーな、ワイヤーアクションな、ゲラゲラ
監督も陰謀やら描くなら中途半端にせずにもっとドロドロさせれば古田新太やら田中要次やら坂井真紀やら、せっかくの謎に豪華キャストなんやからもっと活きてきたと思うぞ

仕方ない、「ハイキック・エンジェルス」のDVD買っちゃおうかな、あれ傑作やし、華音ちゃんがパンチラ厭わずハイキックしまくんし

ところで余談ですが、マシンボーイのベストムービーに登録してある作品は、今年一般劇場公開された作品か、劇場スルーで今年メディアリリースされた作品、要するに2017年のベスト作品が登録されてるんですがね
なんか改めて見ると、今登録されてるやつどれもベストムービーから外したく無いお気に入りの作品ばかりでですね、もうこれ以上今年は良作出てこないでくれ！ってくらいに思ってるのに、なんかこれから劇場公開される作品に観たいヤツが多過ぎて困る！
今日も劇場でチラシ漁ってたら、あれも観たい、これも観たいなってさ…これ以上好きな作品出てきてもどれをベストムービーから取捨選択してよいかわからなくて困る！（何て幸せな悩みだ…）
とりあえず、本作はハズレで良かったような…いや、悪かったような…
明日は太鳳ちゃん観に行かなきゃ、太鳳ちゃんが空飛ぶん観に行かなきゃ！どうか糞おもんない作品であってくれますように！（どうか最高に太鳳ちゃんが可愛くて楽しい幸せいっぱいな作品であってくれますように！）