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ウーナ 13歳の欲動のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

ウーナ 13歳の欲動(2016年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

ルーニー・マーラの主演で、デビッド・ハロワーのオリビエ賞受賞戯曲「ブラックバード」を映画化した本作。まず言いたいのは、本作は人を選ぶ作品かもしれませんね。内容としては、互いに愛を育んでいたルーニー・マーラが演じるウーナ・スペンサーと、ベン・メンデルソーンが演じるレイ・ブルックスの2人の過去と現在を交錯させ、決して認められることのない純愛が辿った過ちともとれる軌跡が映し出されるのだが、正直に言ってしまえば、終始心苦しく観ていて辛いです。なので、気軽に楽しめるような恋愛映画ではないので、オススメするのは少し難しいですね。

ただ、作品としてはとても素晴らしく、主演のルーニー・マーラをはじめとするキャスト陣の演技は良かったと思いますし、物語の設定や構成、脚本や演出も悪くはない。そして何と言っても本作で描かれている恋愛模様には心を大きく揺さぶられました。2人の気持ちが痛いほど伝わり、結末が分かっていても、ちょっとした幸せを勝手ながらに願ってしまうほど、自然と物語に心惹かれている。個人的には好きな作品ですね。
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